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元大関栃東 [相撲]

2007年5月場所前に引退した名大関です。体力の衰えではなく脳疾患が原因で引退に追い込まれてしまいましたが、それがなければ今も現役を張っていてもおかしくはない力士です。

最後となった2007年の春場所は途中休場ながら勝ち越しています。勝ち越したまま引退というのは極めて異例です。また、朝青龍と互角に戦える数少ない日本人力士でした。栃東の優勝を最後に、その後現在に至るまで優勝力士は全て外国人で占められています。

栃東は玄人受けする大関だったと思います。幕内優勝も3回を数え、これは小錦と並んでいます。体格的には決して恵まれていませんでしたが、左右からの強烈なおっつけはそのハンディを補って余りあるものでした。対戦相手からみれば非常に攻めづらかったのではと思います。

その相撲の型は三代目若乃花と非常に似ていました。横綱に上り詰めた若乃花とは地位こそ違えども、実力的には殆ど差はなかったのではとも思います。

また、栃東は序ノ口から幕内までの各段で全て優勝を果たしています。これは若貴でも成しえなかったことです。けがのため大関から2度陥落していますが、いずれも1場所で大関に返り咲いています。これも過去例がありません。

現役力士には栃東のようなタイプはちょっと見当たりませんが、若手力士たちには栃東の相撲もぜひ参考にしてもらいたいものです。特に豊真将などがあのおっつけを身につけたら、もっとコンスタントに勝ち越せるようになるのではとも思います。

今年9月には父親の玉ノ井親方が定年を迎え、部屋を引き継ぐ予定のようですが、弟子の育成にも大いに期待したいです。
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