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ターゲットは幕末!京都の穴場 8 [京都]

河原町通の京都市役所前からバスで府立医大病院前に向かい、そこから徒歩で京都御苑へ向かいました。途中ちょっと脇道にそれたら、御所の東側に紫式部の邸宅跡がありました。今は廬山寺という寺になっています。京都は本当に歴史の宝庫です。

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京都御苑に入りましたが、かなり大きいですね。御所の周りを歩いて1周しましたが、30分以上、下手をすると1時間近くかかったのではと思います。今は木々が茂り公園のようになっていますが、その昔は公家の屋敷が立ち並んでいたところです。ここは無料で入れます。

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御所の西側へ行くと、蛤御門があります。ここは1865年の禁門の変の主戦場になったところで、幕府方と長州方が激突し、長州方が敗退しています。

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京都御苑を離れる頃には、段々外も薄暗くなってきましたが、まだもう1ヶ所行くべきところが残っていたので、先を急ぎました。歩いて京都府庁へ向かいました。

ここは京都守護職の上屋敷があったところです。敷地内に石碑があるとのことでしたので、正門の守衛さんに聞いたところ、すぐ教えてくれました。私以外にも見に来るマニアがきっといるのでしょう。門の脇にありました。

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ここでちょうど日が暮れて、今回の旅も終了です。
タグ:京都 幕末
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ターゲットは幕末!京都の穴場 7 [京都]

古高俊太郎邸跡から歩いて2~3分のところに、坂本龍馬・中岡慎太郎遭難の地があるので、行ってみました。河原町通沿いで、現在は旅行代理店の京阪交通社の支店となっていました。

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大政奉還の1ヵ月後の1867年11月、両名は何者かに襲われ、坂本龍馬はその日のうちに絶命、中岡慎太郎も2日後に命を落としています。幕府見廻組の犯行と一般的にはいわれていますが、当初は新選組の犯行を疑われたり、後には武力討幕を目指していた薩摩藩の陰謀説も一部でささやかれたり、幕府見廻組の実行犯とされた人物もあっさり赦免されたり、よくわからない点が多い事件です。

裏通りの木屋町通へ出て北へ向かうと、三条通と交差したところに、佐久間象山・大村益次郎遭難の碑があります。実際の遭難地はもう少し北のようです。余談ですが、佐久間象山の息子が新選組に入隊していたというのは、殆ど知られていません。

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更に木屋町通を北へ進むと、加賀藩邸跡があります。加賀藩は外様大名最大の藩でしたが、幕末には目立った活躍はしていません。鳥羽伏見の戦いが勃発した当初は旧幕府側についていました。その後新政府側に転じますが、出遅れが響いたのか、新政府軍の戦費の調達を要求されることになります。

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ターゲットは幕末!京都の穴場 6 [京都]

島原を後にして、バスで河原町通方面へ移動しました。次の目的地は池田屋跡です。ここから先は石碑めぐりのようになってしまいました。

池田屋に行く前に、そのすぐ近くにある坂本龍馬旧居跡へ寄りました。今はこんな感じの店になっています。

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そこからちょっと北の三条通沿いに池田屋の跡地はあります。私が行った当時はパチンコ屋でしたが、その後居酒屋(はなの舞)になったようです。店の中には当時の池田屋を思わせる階段が再現されているらしく、歴史ファンにはまた新たなツボになっているかも知れません。

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この池田屋跡は今回どうしてもこの目で見たかったところです。ただ石碑があるだけですし、幕末や新選組に興味のない人には本当に何の価値もない場所ですので、下手に人を誘って来たりはしない方が無難かも知れませんね。

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池田屋跡のちょっと脇には三条大橋があって、鴨川の眺めはこんな感じです。

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ここからまたバスを使って、河原町三条から四条河原町へバス停1個分だけ移動しました。目的地は古高俊太郎邸跡です。今は「しる幸」という料亭になっています。

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古高俊太郎というのは、池田屋事件のきっかけになった人物です。元々は長州の倒幕派志士で、名前を喜右衛門と偽ってスパイのような活動をしていました。新選組に捕えられ拷問にかけられ、8月18日の政変で京都を追われた長州勢らによる京都御所の焼き討ち計画を自白するに至りました。

この計画を阻止するために、倒幕派志士たちが密議を行っていた池田屋に近藤勇、沖田総司、永倉新八、藤堂平助の新選組4名が踏み込んで、池田屋事件が起こりました。

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ここで気になったのが石碑と案内文です。「勤王志士」と書かれています。どうもこの文言には私は違和感を覚えずにはいられませんでした。当時の孝明天皇の信頼の厚さからいえば、倒幕派の浪人たちから治安を守る京都守護職すなわち会津藩の方がまさに勤王だったはずです。倒幕派=勤王志士という発想は薩長側のものの見方で、ちょっと一方的な気がします。
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ターゲットは幕末!京都の穴場 5 [京都]

さて今度は壬生寺道のバス停で下車し、壬生周辺を回りました。

壬生といえば新選組です。現存する新選組の屯所は前川邸と八木邸の2つです。前川邸は現在は人の手に渡っているようですが、入口までは入れます。

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八木邸は1000円で中を見学できます。ガイドの解説もかなり丁寧です。見学後は屯所餅と抹茶もついてきます。

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ここは初期の新選組の内紛の舞台にもなったところで、芹沢鴨らが土方歳三らに暗殺された場所です。芹沢らがメッタ斬りにあった部屋で我々はガイドの話をずっと聞いていました。この付近は幕末の頃は田畑が広がり、二条城の方まで見えたそうです。

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八木邸からちょっと南に行ったところに壬生寺があります。ここには芹沢らの墓や近藤勇の像があります。

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その後、壬生から更に南下し、島原まで歩きました。この一帯は新選組が活躍していた当時は遊郭があった場所で、土方歳三などは芸者にもてて仕方がなかったらしいです。当時の面影を残すものは、島原の入口にある島原大門、揚屋だった角屋、置屋の輪違屋くらいでしょうか。角屋は現在は美術館になっています。左が島原大門、右が角屋の写真です。

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ターゲットは幕末!京都の穴場 4 [京都]

一晩寝て、翌日はバス1日乗車券で市内各地を回りました。東山の真如堂前で下車して、まずは真如堂を目指しました。山の上にあります。行ってみたら三重塔もありました。

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この真如堂の本堂の少し南には禁門の変や鳥羽伏見の戦いで戦死した会津藩士の墓があります。穴場なので、人は本堂に2~3人、こちらの墓には誰もいませんでした。

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次に山づたいに黒谷の金戒光明寺へ行きました。本堂も山門も大きかったです。やはり人は数人しかいません。

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ここは京都守護職を任じられた会津藩主松平容保が幕末に京都入りした時に、引き連れてきた藩兵1000人余りを駐屯させ本陣を置いたところです。敷地内は今は色々建物が建っていますが、当時はかなり広かったのではと想像します。門を見ると、ここが会津藩ゆかりの地であることがわかります。でも誰もいません。

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岡崎道のバス停まで下りてきて、ここから今度は京都を東西に横切って、一気に壬生へ向かいました。
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ターゲットは幕末!京都の穴場 番外編 [京都]

幕末には関係ないですが、宿の話を。

夜はユースホステルに泊まりました。割ときれいな宿でした。部屋は相部屋の9人部屋でしたが満員にならず、5~6人で使いました。台湾人と同室になりました。アメリカのワシントンDCに住んでいる台湾人で、英語で話をしました。私は外国人と英語で話すのが好きなので、ラッキーでした。

英語で話しつつ、時々漢字を書いたりもしました。漢字は我々東アジア人には非常に便利だということで意見が一致しました。ちなみに台湾は略字ではない本当の昔ながらの漢字を使っています。日本と中国本土の漢字はにせものだと私がわざと言ったら、その台湾人は笑っていました。

また、明日京都でどこを回るのがいいかと聞かれたので、宇治の平等院鳳凰堂を薦めておきました(かくいう私も行ったことはないのですが)。10円玉を見せながら、この建物だよと言ったら、驚いていました。外国人には覚えやすいし話の種になるのではと思いました。

外国人と英語で話をすると、何ともいえず頭の中がすっきりしてきて、自分がちょっと別人になれたような気分になります。またビジネスの会話ではないので、思いついたことを無責任に言えます。いつも私は、英語の時は言いたいことの70%が伝わればいいと思いながら話しています。私にとっては旅の楽しみの一つですね。

翌日も、食堂で朝食をとっていたら、私の斜め前がまた別の台湾人でした。その人とも英語で話しました。私が台湾のテレビで日本のCMやドラマ(字幕付き)を見たと言ったら、やはりあちらではかなり流れているそうです。日本のタレントも色々知っているらしく、紙を取り出して「木村拓哉」と書いてきたので、こちらもびっくりしました。
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ターゲットは幕末!京都の穴場 3 [京都]

寺田屋の後は京阪の中書島駅へ向かいました。この駅はかつては京都市電の終点でした。軌道の跡は現在道路になっています。

京阪電車で西へ一駅、淀駅で下車しました。一駅乗っただけで200円、時間も4~5分かかり、結構距離がありました。

淀駅からの目的地の一つは千両松でした。ここは鳥羽伏見の戦いの激戦地で、新選組の井上源三郎もここで命を落としています。

慰霊碑があるらしいので、駅から歩いて行ってみたのですが、ちゃんと場所の載っている地図を持たずに行ったため、人通りも殆どない中30分以上うろうろ探し回った挙句、見つけることができませんでした。駅にも地図がなく、多分誰も滅多に訪れないのでしょう。残念でした。

もう一ヶ所の目的地は淀城跡でした。こちらは駅のすぐ脇にありました。現在の淀城は南北を線路と道路に削られています。城の中は公園や駅の自転車置き場、有料駐車場、神社などになっています。城の西側の堀と石垣はしっかり残っています。天守台の石垣もかろうじて残っています。

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この淀城は鳥羽伏見の戦いの当時は川と川の合流点の中洲のようなところにあったようです。緒戦で敗れた旧幕府軍がこの淀城まで退却してきて、ここで体勢を立て直そうとしますが、淀藩はなぜか城門を開けようとしませんでした。結局旧幕府軍は城内に入れず、更に退却を続けることになります。

この淀藩は幕府老中の稲葉家の藩でしたが、この時点で旧幕府を見限ったことになります。しかもこの稲葉家は、3代将軍家光の乳母春日局の実家です。津藩藤堂家の寝返りと並んで、旧幕府軍には痛手でした。

現在の淀駅周辺は、普通のベッドタウンという雰囲気です。

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タグ:幕末 京都
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ターゲットは幕末!京都の穴場 2 [京都]

伏見のキザクラカッパカントリーから南に向かい5分もかからないところに、寺田屋があります。幕末の寺田屋事件の舞台であり、また坂本龍馬が滞在中に間一髪難を逃れたことで有名な宿でもあります。400円で中を見学できます。

私が行った当時は、この建物は本物ということになっていましたが、その後の報道で、これが実際は再建されたものだということが明らかになりました。当時の建物は現在の寺田屋の前の庭の辺りに建っていて、どうも鳥羽伏見の戦いで焼失してしまったようです。

この建物には、風呂に入っていたお龍が、裸のまま風呂を飛び出して龍馬に危急を知らせたという風呂があったり、2階の和室には刀傷があったり、本物と言われれば疑う余地などない程の造りになっています。

本物でないとしても、これだけ当時の雰囲気が再現されていれば、上出来ではないかと私は思います。ただ、再建と明らかになった以上は、そのように明示した方がいいとは思います。

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タグ:京都 幕末
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ターゲットは幕末!京都の穴場 1 [京都]

数年前、冬に思いつきで上洛し、幕末ゆかりの地を歩き回りました。団体旅行ではおおよそ見向きもされないような穴場を中心に見て回りました。

私は中学も高校も修学旅行は京都でしたが、当時は殆ど歴史を知らず、新選組さえ何のことか全くわからないまま京都に来ていました。幕末最後の1年間は将軍がずっと京都に張り付いていたと知ったのも、社会人になってからでした。

新幹線で京都駅に着いて、まずは観光案内所とバスの乗車券売場へ行って情報収集です。翌日は京都市内を回るつもりだったので、バス1日乗車券(500円)も先に購入しました。市内観光にはこれが便利です。

さて、最初は鳥羽伏見の戦いの舞台である伏見を目指しました。京都から伏見まではJRと近鉄の二通りの行き方があるのですが、安い方のJRを選びました。JR奈良線の桃山駅で下車し、最初に向かったのは御香宮神社です。

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ここは薩長新政府軍が砲陣を築いたところです。ここから徳川旧幕府軍の陣取った伏見奉行所へ向けて砲弾を打ち込んだそうです。また境内の一角に秀吉の伏見城の残石が無造作に積まれています。桃山駅の北東には再建された伏見桃山城がありますが、今回はパスしました。

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御香宮神社から伏見奉行所跡までは、歩いて5~6分です。かつての伏見奉行所は、明治以降は軍用地になり、現在は団地になっています(桃陵団地)。

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ちなみに、伏見奉行所跡を西へ向かい、近鉄線や京阪線を越えると、黄桜酒造のキザクラカッパカントリーがあります。中は記念館やレストランになっています。昔の懐かしいCMも流しています。
タグ:京都 幕末
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