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徳川美術館 [美術]

名古屋にある、尾張徳川家の重宝を集めた美術館です。尾張藩2代藩主徳川光友の隠居屋敷のあったところに建てられています。隠居屋敷は光友の死後家臣に譲り渡され、その後明治になり再び徳川家の屋敷となりました。現在敷地は徳川美術館と徳川園(庭園)からなっています。地名も徳川町です。

常設展示は刀や着物の他に、名古屋城二の丸御殿の一部が再現されていたり、結構お金がかかっています。家康の遺品もあります。企画展示の方も2ヶ月毎くらいでどんどん変わっていくので色々楽しめます。

そんな中で目を引いたのは、併設されている蓬左文庫の展示です。美術館の見学順路の一部に入っています。これも企画展示なので、毎回展示物は変わっていますが、私が行った時は、江戸時代のいろんな番付が展示されていました。江戸時代の相撲は最高位が大関で、まだ横綱がなかったため、これらの番付も最高位は大関でした。

尾張の特産品の番付では、瀬戸焼物とどこかの大根が大関だったか?赤味噌も三役に入っていたと思います。町人の長者番付もありました。○○屋という名前がいっぱい並んでいます。神社仏閣の番付もあります。囲碁から書画、木工に至るまでの諸芸の番付もありました。よく見ると小さな文字で○○先生とか書いてあります。意表を突かれたのは「拳相撲」の番付ですね。多分腕相撲のことだと思いますが。

誰がどういう基準で作ったのかさっぱりわかりませんが、名古屋に限らず江戸や大坂でもこういう番付はあったようです。笑えると同時に、江戸時代はそれなりに平和だったのかなと何となく思えてきます。

他の御三家に目を向けると、水戸の徳川博物館はまだ行ったことがないので、ちょっと興味があります。紀伊徳川家の宝物は戦後の混乱の中で売り払われて散逸してしまったようです。

http://www.tokugawa-art-museum.jp/

徳川美術館 正門
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