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<自動車保険の落とし穴> 自分の過失0の場合は要注意 [日常・社会]

もう10年以上前の話になりますが、大きな自動車事故の経験をしました。

●状況
日時及び天候:休日夜中 風雨
場所:川の堤防上の道路(片道1車線、追越禁止) 当方上り坂 右カーブの手前
状況:対向車が下り坂のカーブを曲がり切れず、スリップして横向きになり、センターラインオーバーをしてきて、対向車側面と当方の車右前方部が衝突。
当方被害:普通乗用車全損 頸椎捻挫
相手方被害:ワゴン車側面損傷 身体負傷なし
過失割合:相手方過失100%

わずか1秒か2秒のことでしたが、「おいおいおい!」と思っているうちに相手が突っ込んできました。完全に前方をふさがれてしまい、とっさにブレーキは踏みましたが、逃げようがありませんでした。ぶつかるまでの数秒の間、まばたきもせず、あっという間に相手の車が目の前に来た、という感じでした。

こちらは上り坂の途中で速度が落ちていたことが多少幸いしたと思いますが、近年の車はよくできているもので、ボンネットの部分で衝撃がかなり吸収され、車の室内は特に大きな損傷はなく、足が挟まれたりもせずに済みました。

ただ、運転席のドアは開かず、エンジンもかからなくなってしまいました。私の身体は5分もたたないうちに右肩と首筋に張りと鈍痛が出てきました。一種のむち打ち症状ですね。

堤防上ですから、周囲に民家も公衆電話もなく、しかも風雨も強さを増すばかりで、さした傘(500円の安物でしたが)の骨が曲がってしまうほどでした。当時携帯電話を数ヶ月前に新規契約したばかりでしたので、この時は携帯のありがたみを感じました。

ぶつかってきた相手がもたもたしていたので、私が警察に電話して、40分以上経過して現場に警察が到着したでしょうか。保険会社にも当然連絡しました。車が動かないので警察の調査後レッカー移動も自分で呼びました。携帯がなかったら本当に大変でした。

走行している車同士の事故の場合、通常は双方に過失ありと判断され、過失割合が100:0になることはないらしいですが、私の場合は状況が状況でしたので、私の過失は0と判断されました。

ただ困ったのは、過失0の場合は原則として、自分の保険会社は相手との間に入ってはくれない、ということです。過失が少しでもあれば、双方の保険会社同士での話になるのですが、私の場合は相手の保険会社と自分が直接話をしなければいけませんでした。相手が任意保険に加入していないと、更に厄介なことになります。

この事故に懲りて、翌年以降私は、自動車保険に弁護士費用補償特約を付けるようになりました。ただ、これも保険会社によっては、人身と物損の両方をカバーするものと、人身のみこの特約が使える場合とあるようなので、注意が必要です。

●結論
自分の過失割合が0の場合は、自分が直接相手方と交渉しなければならず、手間と精神的ストレスがかかる。車をよく利用する人は、もらい事故に備えて、弁護士費用補償特約も検討してみるとよい。
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