オランダ・ベルギー紀行 オランダ編 5.ベルギーへ [オランダ]
さてベルギーに向け出発です。日本のように大きな音の発車ベルなどはなく、時間になると列車は静かに出発します。せいぜい車掌の笛があるかどうかくらいでしょうか。車内は自由席です。
車内放送はまずオランダ語、そして英語、最後にフランス語です。ベルギーの公用語はオランダ語とフランス語なので、フランス語の放送もあります。車掌が3ヶ国語を一人で話します。ドイツ語はあったかどうかわかりません。多分なかったと思います。また、日本だと発車してすぐと停車前にそれぞれ放送が入りますが、ここでは停車前の放送のみです。
ベルギー領内に入ると、英語とフランス語の順序が逆になり、英語が最後になります。どこが国境なのかずっと外を見ていたのですが、結局わからず、いつの間にかベルギー領内に入りました。駅の表示の色や電車の色が変わるので気がつきます。パスポートチェックなどは特にありませんでした。こちらはベルギー領内の駅です。
車窓からの風景は、実にのどかでした。オランダ領内では牛や馬の放牧が数多く見られました。羊もいました。風車は1基だけ見えました。とにかくオランダは土地が平らで、きついカーブも殆どありません。ベルギー領内に入ると森が多くなります。
一つ気になったのは、オランダもベルギーも壁に落書きが非常に多いことです。電車の外側にまで落書きがされている場合もあります。
アムステルダムからロッテルダムまで1時間、アントワープまで2時間、目的地のブリュッセルまで約2時間50分でした。東京から大阪へ行くような感じです。ヨーロッパは簡単に外国へ行けてしまいますね。
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