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遅ればせながら、日本のハロウィーン「もどき」にモノ申す [日常・社会]

近年、10月末頃になると、ハロウィーンにちなんだ仮装イベントなどが、日本でも色々とみられるようになってきました。テレビのニュースでも報道されるようになってきましたね。

ただ、そういったものを見ていると、どうも私には違和感があります。日本でハロウィーンのイベントを楽しんでいる人には悪いのですが、何か浮ついている感じがします。

カボチャのお菓子を売るくらいはまあありとしても、仮装イベントまで大々的にやるのは、ちょっとやり過ぎではないかなと。

結局のところ、本物ではないんですよね。外見の姿形だけをまねた、借り物を輸入して持ってきたような印象を受けてしまいます。その歴史や精神、背景にあるものはすっ飛ばして、安易な商業主義に乗っかってしまって、踊らされているように見えて仕方がないです。

子供の頃にアメリカで、実際に仮装して近所の家を回った経験のある身としては、今の日本のハロウィーンは、非常に軽々しい薄っぺらなものに見えて仕方がないです。

また私は以前、沖縄の三線を習って、ある程度弾けるようになったのですが、私が沖縄民謡を弾いて歌っても、結局はまねごとに過ぎない、と途中で感じて、今はちょっと三線から離れています。そのことも連想しました。私のような、沖縄に縁もゆかりもない本土の人間が形だけをまねても、結局魂が入っていないんですよ。

先人達がバトンをつないできた、土着のものにこそ、価値がある。私はそう思います。

自分たちの地域に残されている無形財産、オリジナリティというものにもっと目を向けて、大事にした方がいいと私は思います。土地に根差した、体に染み込んだものには、魂があります。地元に伝統的な祭りのある人は、ちょっとうらやましいなと思います。

あるいは、どこにもない新しいものを創り出すか、ですね。うわべだけのまねごとは、どこかで脱しないと、何か落ち着きが悪く、格好悪いです。楽しんでいる人には申し訳ないですが。

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