SSブログ

大相撲タブー事件史 [相撲本]

別冊宝島の一冊です。相撲通にはぜひ見てもらいたい!大相撲に対する視野が広がります。文庫本サイズでも出ていますね。

表紙には朝青龍の写真。その下には赤い字で「ドルジ伝説」。朝青龍のタニマチが結構詳しく載っています。中を見るとわかりますが、細木数子も朝青龍のタニマチの一人です。また、過去の外国人力士にまつわるトラブルもまとめられています。

そして背表紙には副題で「『土俵』-その壮大なフィクション世界」とあります。フィクションという表現に、非常に奥の深さを感じます。中身も「注射」「ガチンコ」といったその筋の専門用語が当たり前のように連発されています。最近はガチンコのことを「ガチ」と言うみたいですね。

2008年2月7日の発売以来、この本がマスコミの話題に上ることも全く無く、相撲協会もその後現在に至るまで、この本を相手にはしていないようです。朝青龍の八百長を追及した週刊現代に対しては裁判に発展しましたが、この本は今までの週刊ポストの八百長追及記事や元小結板井の著書「中盆」などを引用しつつ、さらに肉付けしたような内容になっています。

この本では、かつて週刊ポストで八百長を告白し、外国特派員協会での講演を目前にして、突如急死した元大鳴戸親方のことにも触れられています。八百長追及の協力者だったタニマチと、同じ日に同じ病院で同じ死因で死亡するという、非常に不可解な出来事でした。当時取材していた記者のコメントでは、他殺ではないだろうと結論付けられてはいますが。

それ以外にも、千代の富士と高見山がプロレス入り寸前だった話など、今まで世間には殆ど知られていなかったことも書かれています。また、初の外国人横綱は実は曙ではなかったというようなことも書かれています。

この本で惜しいのは、誤字が非常に多いことですね。双葉山と書くべきところを双羽黒と書き間違えています。角聖の双葉山と不祥事で廃業した双羽黒では落差がありすぎます。

http://tkj.jp/book/book_20150901.html


【送料無料】大相撲タブー事件史



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

Antonio Carlos Jobim..土岐麻子 “TOUCH” ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。