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近江と遠江 [歴史]

ちょっと何気なく気になった旧国名です。

近江国は現在の滋賀県、遠江国は現在の静岡県の大井川以西です。地図を見るとわかりますが、共に大きな湖があります。近江国には琵琶湖、遠江国には浜名湖ですね。

今まで全く気がつかなかったのですが、これは要するに、京都から近い湖が「近江」、遠い湖が「遠江」、ということなのかも知れないと、直感的に思いました。

語源を調べてみたら、やはりそういうことのようでした。元々は近江は近淡海(ちかつあはうみ)、遠江は遠淡海(とおつあはうみ)だったようです。京都の近くにある淡水湖と遠くにある淡水湖ということですね。なかなか歴史は奥が深いです。

遠淡海が厳密に浜名湖を指すのかどうかははっきりしないようですが、浜名湖は500年ほど前の大地震によって太平洋とつながるまでは、淡水湖でした。

余談ですが、遠江はふりがなを振ると「とおとうみ」になるのですね。読み方は知っていましたが、「とおとおみ」なのか「とうとうみ」なのか「とおとうみ」なのか混乱して、何回か漢字変換を間違えました。
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