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浜田幸一著 「永田町、あのときの話」 講談社文庫 [その他書籍]

元衆議院議員のハマコーの書いた本です。初版が94年2月ですので、ハマコーが政界を引退した翌年の出版です。最近はテレビであまり見かけなくなったと思ったら、何か事件で逮捕されたりもしたようですが。

この人がツイッターをやっていたのは意外と知られていますね。ツイッターのことをタダで配れるビラのようなものだと捉える鋭さなど、やはり凡人で終わる人ではなかったのだなと思ったりもします。

それはさておき、この本では、派閥政治全盛の頃の、昔の自民党のことが色々と詳しく書かれています。

確か小泉元首相が自民党総裁選で再選された頃、宮沢元首相がテレビのインタビューで、「今回の総裁選は本当にきれいな(=クリーンな)選挙になった。それだけは褒めてもらいたい」というようなことを語っていました。

その“きれいになる前”の自民党のことが、この本には色々と書かれています。今の政治とは隔世の感があります。

ハマコーが東京湾横断道路の建設をライフワークと考えていたことも、この本には記されています。東京湾横断道路ができることによって、千葉や神奈川、そして東京も変わり、日本中が変わる、と考えていたようですが、残念ながらそこまでの効果は現在見受けられません。

この本から何か学ぶことがあるかというと、直接的にはあまりないような気もしますが、ハマコーが努力を重ねてきた人であること、昔の政治家は金の使い方はともかくとして、人情のわかる懐の深い人が多かったということなどは、この本からうかがい知ることができます。
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