百草丸

「百草」は長野県木曽御岳地方に江戸時代から引き継がれる、伝統的な胃腸薬です。「お百草」と言ったりもしますね。島崎藤村の文学作品にも登場しているらしいです。

百草丸は小さな黒い丸薬で、基本的に大人で１回に２０粒服用します。なめると若干の苦味がありますが、水で飲めば大して気になりません。私は結構気に入っている和漢薬です。

百草丸は何社かが製造していて、御岳百草丸や日野百草丸など、色々あります。御岳百草丸が一番有名かも知れません。いずれも首都圏ではあまり見かけませんが、大きなドラッグストアなら一応あるかと思います。

御岳百草丸は、オウバクエキスやゲンノショウコ末、ビャクジュツ末、センブリ末、コウボク末など植物成分が色々と含まれています。

日野百草丸は、若干中身が異なりますが、オウバクエキスやゲンノショウコ末、ビャクジュツ末、ガジュツ末、リュウタン末、センブリ末など、ほぼ似たような成分を含んでいます。

いずれも商品には書いてありませんが、最近は一部でストレス緩和作用にも注目されているようです。

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