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ジョアン・ジルベルト [ボサノバ・ブラジル音楽]

ボサノバファンには言わずと知れたボサノバの巨匠です。私もあまり詳しいわけではないのですが、ささやくような独特の歌い口とギターで一つのスタイルを築き上げています。ジョアン・ジルベルトのファンにはこのスタイルがたまらないものとなっているようです。

ジョアン・ジルベルトは1929年生まれのいわゆるボサノバ第1世代で、アントニオ・カルロス・ジョビンと共にボサノバの創始者ともいわれています。二人のどちらが欠けても今日のボサノバはなかったのではとも評されたりしています。何度か来日しています。また娘のベベウ・ジルベルトも歌手です。

ボサノバで最も有名な曲といえば、「イパネマの娘」だと思いますが、オリジナルで前半のポルトガル語の部分を歌っているのが、ジョアン・ジルベルトです。後半の英語の部分は、当時の妻であったアストラッド・ジルベルトが歌っています。元々素人だったのが、英語が話せるということで抜擢されたようです。アストラッド・ジルベルトはこれをきっかけにボサノバのアーティストとして大きく飛躍していくことになります。

この曲が収録されている、スタン・ゲッツとの共作アルバム「ゲッツ/ジルベルト」は、ボサノバのスタンダード・アルバムの一つにも数えられています。


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アントニオ・カルロス・ジョビン [ボサノバ・ブラジル音楽]

ボサノバというと、一昔前までは一部の音楽通にしかなじみがない音楽だったかも知れません。私もボサノバを聴き始めたのはここ10年くらいの話です。でも実は曲名やアーティストを知らないだけで、色々なところで流れている音楽なので、聴いてみれば、あれっ?と思うかも知れません。街の中のレストランやテレビ番組のBGMにも意外とよく使われています。

ボサノバは私の知っている中で一番おしゃれな音楽だと思っています。メロディの心地よさだけでなく、音楽的にもかなり高度なことが色々盛り込まれているように思います。

そのボサノバを語るとき、やはりアントニオ・カルロス・ジョビンは外すわけにはいきません。アントニオ・カルロス・ジョビンを知らない人のために、少しだけ解説を。

1927年ブラジル生まれの作曲家(自分で歌っている曲もあります)で、ジョアン・ジルベルトらと共にボサノバの創始者ともいわれています。ボサノバの代表曲の大半はアントニオ・カルロス・ジョビンの作品で、アントニオ・カルロス・ジョビンの足跡イコールボサノバの歴史と言っても過言ではないでしょう。

ボサノバは1950年代後半にブラジルで生まれた音楽です。bossa novaはポルトガル語で直訳すると「新しい傾向」という意味になります。本国ブラジルでは最初の5~6年しか脚光を浴びなかったようですが、アメリカをはじめ世界各国で認められ、今では音楽のジャンルの一つとして確立されるに至っています。

レコード化された最初のボサノバといわれる”chega de saudage”も、ボサノバで一番有名な「イパネマの娘」も、アントニオ・カルロス・ジョビンの作曲です。1994年に亡くなるまで、生涯で600曲以上も作曲したそうです。

そんなボサノバの巨人、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲のうち、私が特に圧倒された曲が2曲あります。「三月の水」と「ワン・ノート・サンバ」ですね。共に非常にシンプルな曲ですが、奥が深いです。

まず「三月の水」ですが、この曲は確か74年頃にエリス・レジーナとのデュエット曲として発表されています(ジョアン・ジルベルトが出した方はまだよく知りません。ごめんなさい)。「三月の雨」と訳されることもあります。

メロディは非常に単純ですが、かなり手が込んだ曲です。ピアノでいうと、主旋律の右手はごく単純なメロディの繰り返しなのですが、左手で押さえる和音がどんどん変わっていって、和音のつけ方一つでこんなに奥行きのある曲になるのか、と聴くたびに驚かされます。

それから「ワン・ノート・サンバ」ですが、これもそういう観点でみるともっとすごい曲です。レとソだけでいわゆるAメロを作ってしまっています。これもピアノで右手だけで弾くと何の面白みもない曲ですが、左手の和音がどんどん変わることにより、印象が全く変わってきます。ぜひ学校の音楽の授業で使って欲しいです。

ボサノバは同じ一つの曲を多くの人がカバーしていることが多いので、色々なアレンジを楽しむことができます。とりあえずアントニオ・カルロス・ジョビンや小野リサあたりなら、レンタルにも結構置いてあるのではと思います。

ボサノバ [ボサノバ・ブラジル音楽]

私がボサノバをまともに聞き始めたのは結構遅く、ここ10年くらいの話です。ボサノバはブラジルの音楽で、1950年代後半に生み出された音楽です。しかし本国ブラジルで注目されたのは最初の5~6年で、1960年代前半までだったようです。

本国ブラジルではピークが短かったものの、アメリカなどで結構注目されて、アストラッド・ジルベルトをはじめボサノバの多くのアーティストはその後アメリカに活動拠点を移したりしています。日本でも一つの音楽のジャンルとして一応認知されていると思います。日本人にはサンバよりボサノバの方が合っていると思います。

ボサノバは若い世代にはあまり知られていないかも知れませんが、素人にもわかりやすいメロディで、落ち着いた曲が多いです。特にジャズ好きな人ならすんなり入れると思います。

日本で一番知られているボサノバの曲というと、「イパネマの娘」でしょうか。ボサノバ初期の頃の曲です。ボサノバの創始者といってもいいアントニオ・カルロス・ジョビンの作曲で、オリジナルを歌っているのはこれまたボサノバの中心人物であるジョアン・ジルベルトとアストラッド・ジルベルト、サックスはスタン・ゲッツですね。アントニオ・カルロス・ジョビンとスタン・ゲッツは既に亡くなりましたが、ジョアン・ジルベルトは今も現役で時々来日もしていますね。

他にもたくさんいい曲はあります。「ワン・ノート・サンバ」や「波」、「3月の水」、「ジェット機のサンバ」など、ボサノバを代表する曲の半分以上はアントニオ・カルロス・ジョビンの作品ですが、カルロス・リラ、マルコス・ヴァリ、ホベルト・メネスカル、ナラ・レオンなどもボサノバファンには知られた存在だと思います。

私がボサノバを最初に知ったのは小野リサがきっかけでした。日本の音楽では使わない難しい不協和音がいっぱい出てきて、ちょっと興味をひきました。小野リサは普通のレンタル店でも置いてあるので、ボサノバビギナーの人は、小野リサのベスト盤やカバー盤から入るのがいいかも知れません。
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