正露丸の謎

正露丸といえば、家庭用の常備薬としておなじみの胃腸薬です。かなり歴史も長いですね。でもよく見ると、色々な種類の正露丸が存在しているようです。不思議ですね。

元々正露丸というのは、日露戦争の時に兵士用の薬として作られた「征露丸」が、戦後漢字を変えて「正露丸」になったものだそうです。正露丸の名称については最高裁で、正露丸は普通名称であり商標登録はできないということで決着がついています。それで現在色々な正露丸が世の中に出回るに至っているようです。

数年前には正露丸の意匠をめぐる裁判が話題になったりしていました。ラッパのマークの大幸薬品がひょうたんのマークの和泉薬品工業を、包装が酷似していて不正競争防止法違反にあたるとして訴えていたものですが、結果は大幸薬品の敗訴でした。ラッパとひょうたんは十分区別がつく、というものでした。その後控訴したのか確定したのかはちょっとわかりませんが。

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