野川の水車経営農家 [歴史的建造物]
東京・三鷹市の西のはずれにあります。調布市との境にほど近く、新選組局長・近藤勇の墓のある龍源寺からも徒歩圏内です。東京都指定有形民俗文化財にも指定されています。入場無料です。
この周辺は現在すっかり宅地化されていますが、そんな中でわずかに残る武蔵野の農村風景です。現地ではボランティアの人が丁寧に説明してくれます。
近くを流れる野川は、昭和40年前後に整備され、この農家から少し離れたところを流れていますが、それまでは、この農家まで川の水を引いてきて、水車を回していました。
水車は建物の中にあって、歯車が幾重にも重なり、全部ひっくるめるとかなり巨大です。実物を見ると、当時の木工技術の高さには本当に驚かされます。写真には撮りきれませんでしたが、一つの水車でこんなに色々な作業をやってのけるのかと思うほど、水力を本当に無駄なく利用しています。
幕末に日本に来た西洋人が、日本は動力(=蒸気機関など)を除いては技術水準がかなり高い、と評していたようですが、ここの水車の仕組みや構成している歯車などパーツの一つ一つを見れば、まさにその通りだと実感できます。
なお、野川の対岸には、わさびの栽培地も保存されています。かつてこの一帯では台地の崖から出る湧水を利用して、わさびの栽培も行われていたようです。
この周辺は現在すっかり宅地化されていますが、そんな中でわずかに残る武蔵野の農村風景です。現地ではボランティアの人が丁寧に説明してくれます。
近くを流れる野川は、昭和40年前後に整備され、この農家から少し離れたところを流れていますが、それまでは、この農家まで川の水を引いてきて、水車を回していました。
水車は建物の中にあって、歯車が幾重にも重なり、全部ひっくるめるとかなり巨大です。実物を見ると、当時の木工技術の高さには本当に驚かされます。写真には撮りきれませんでしたが、一つの水車でこんなに色々な作業をやってのけるのかと思うほど、水力を本当に無駄なく利用しています。
幕末に日本に来た西洋人が、日本は動力(=蒸気機関など)を除いては技術水準がかなり高い、と評していたようですが、ここの水車の仕組みや構成している歯車などパーツの一つ一つを見れば、まさにその通りだと実感できます。
なお、野川の対岸には、わさびの栽培地も保存されています。かつてこの一帯では台地の崖から出る湧水を利用して、わさびの栽培も行われていたようです。
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